ちょっと前になりますが、お盆休みに実家の相続登記をしてみました。(もちろん私も相続人です)
行ったことを順番に書くと
①インターネット(登記情報提供サービス)で実家の土地建物の登記事項証明書を取得 (入力は大変ですが、インターネットのほうが安い)
②自分の印鑑証明と戸籍を取得
③被相続人である父の出生から死亡までの戸籍を実家の市役所で取得
④実家の固定資産評価証明書を同じく実家の市役所で取得
⑤他の相続人に印鑑証明・戸籍・住民票(不動産の取得者のみ)の取得依頼
⑤登録免許税を計算
⑥遺産分割協議書・相続関係図・登記申請書・委任状を作成 (原稿は法務局のホームページにあります)
⑦提出先の法務局で書類を事前にチェックしてもらう
⑧他の相続人より書類に押印してもらう(実印と認印)
⑨法務局で書類の最終チェックと登録免許税の納付、そして提出
⑩数日後出来上がった書類を取りに再度法務局へ
書くとこんな感じですが、この間事前相談も含めて法務局へ5回
戸籍などの取得と固定資産課税台帳と登記物件照合のために実家の市役所へ3回
実家へハンコをもらいに1回
(ちなみに実家と実家の市役所まで片道1時間、管轄の法務局まで片道40分です。)
なんと、途中で1ヶ所祖父から父へ相続登記がなされていなかったことが分かり、もう一式書類を作成することに。それと兄弟の戸籍や住民票、実家の固定資産評価証明などが私では委任状がないと取得できないなど、面倒なこともありました。
今回の自力で相続登記ができたことをまとめてみると
・相続関係が複雑でなく、相続人が比較的近くに住む親と兄弟だけであったこと
・仕事上、相続税申告書作成の手伝いをしていることもあり、まったく未知の分野ではなかったこと(特に相続関係図や遺産分割協議書などの作成など)
・こちらが休みで法務局が開いているお盆休みとという特殊な時期であったこと
・法務局の方がとても親切であったこと(市役所の方もです)
結果、自分の勉強と費用の節約にはなりましたが、かなりの時間がかかってしまいました。
結論としては、やはり専門家である司法書士さんに依頼するのが一番良いかと思います。