
袈裟(けさ)というものは、僧侶の制服で、仏前に向かう正式の服装だそうですが、右の写真は七条袈裟(しちじょうけさ)と呼ばれ、横に七枚の布を継ぎ合わせてあるもので、長方形の布を左肩から斜めに巻きつけるもので、普通、お葬式や大事な儀式の場合に着用されることが多いのですが、最近は省略化されてあまり七条袈裟を着用する機会も少なくなったそうで、逆に珍しいそうです。
先日、我が家で曾祖父の50回忌と祖父の33回忌の法事がありました。
お寺さんから、その昔、曾祖父がお寺へ七条を寄贈したとの話を初めて聞かされ、親戚一同誰も知らなかった話でしたし、はてなマークばかりでしたが、大変貴重なものだということが肌触りや素材と刺繍や縫い方などでわかりました。そんな貴重なものを50回忌の儀式で着用される前に披露された所で
親戚一同 『 ウオーッ 』。
また、50年以上前の古いものなので、サイズも昔の人に合わせているので太ることができないとお寺さんが話しておられました。
この日がくるまでに、普段は使用しない座敷や廊下などを数週間も前から片付けや掃除を祖母が中心になって行っていました。(もちろん私も手伝いました) 途中、日程を変更しなければならないという ハプニングもありましたが、無事に終えることができよかったと思います。